先進国の中で、何故か日本にだけ「サービス残業」というものがあります。これは単に人件費を抑制することというだけではなく、雇用者のメンタル的なものを一切排除して仕事させている現在の日本の風潮を浮き彫りにしているように思います。また、残業や労働条件に関しては一切上役にモノを言えないという昔からの日本の悪い風潮や、自分の体の限界を知らないで残業してしまう私達働く側の意識も現在の過労死や過労から来る自殺が増えてきている一因になっています。このことを現在の日本の働く人たちはどれほどわかっているのでしょうか?労基法では「実労8時間以上は労基法違反(すなわち「過労」)」と謳っています。しかし実際に過労と認定する場合は証拠として信憑性のある「給料換算される時間」のみしか監視してないようです。(給与明細が実際に働いていたという証拠になるので)ところがサービス残業のように記録に残らない「みなし労働」というものは労基法では監視できづらいようです。(タイムカードやパソコンデータで証明できると思われがちですが、証拠としての信憑性に乏しいようです)そこが現在の労基法という法律の盲点なんです。最近過労死が増えているのは、ひとえに使用者が労基法の盲点とも言える「みなし労働」という部分を上手く使用して総額人件費を抑制すること、それと労働者がその労働条件を拒否するなら、すぐに首切りをするという、いわば「嫌なら辞めろ」という昔からの日本の悪い風潮が未だに残っているからだろうと思います。過労死や過労から来る自殺者が減るどころかさらに増えてきていること異常事態について、私たちがどれほどまでに真剣に考えたことがあるのでしょうか?また、現在の政府もこの過労について、どれほど真剣に取り組んでいるのでしょうか?《ニュース》過労で発症、2億円弱賠償命令=元レストラン店長、残業月200時間-鹿児島地裁この記事はほんの一例です。最近、不況にかこつけてのサービス残業による過労死が増えてきています。「会社が上手く行かなきゃ、自分も飯食っていけない」これも真実ですが、会社だって「ある程度の動ける奴がいなければ、業務に支障が出る」のも事実です。仕事は選べますが、自分の身は選べません。くれぐれも体には気をつけて…。
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